長崎市のライフライン

長崎市は決して大都会ではありませんが、電気・ガス・上下水道はしっかり整備されています。いずれのライフラインも過去に停まったことは無く、私の日々の暮らしを支えてくれています。以下に、それぞれについて使用感や料金について書いてみようと思います。

(1)電気
電気は九州電力が供給しており、引っ越し時の手続きや料金支払い方法まで基本的に過去にお世話になった電力会社と変わりません。料金もさほど変わらない印象で、銀行口座引き落としやコンビニ支払いだけでなくクレジットカード支払いにも対応しています。ちなみに私の毎月の使用料金は3000円程度(夏・冬は冷暖房使用のため4000円程度)です。

(2)ガス
ガスについては市内では都市ガスを利用できる住宅が少なく、多くの住宅がプロパンガス(LPG)を利用しています。私の住んでいるアパートもガスはLPGで、料金が都市ガスと比較して高いと聞いたので時間をかなり意識して使うようにしています。そのおかげか毎月のガス代は2500~3000円程度で済んでいますが、長崎に引越してきた同僚がシャワーを使い過ぎたせいで一人暮らしなのにガス代が7000円を超えたという話も聞きます。支払方法についてはクレジットカード支払いができず、私は現在銀行口座引き落としにしていますが、確か銀行・コンビニ支払いも出来たと思います。ちなみに引越してきた当初、開栓の際に10000円を支払えとガス会社から言われました。どうも解約の際に最後の料金を支払わない人間がいる為のようですが、そんなに信用できない人が多いならクレジットカード支払いに対応してほしいです。

(3)上下水道
上下水道については基本的に長崎市(一部坂の上のほうでは汲み取り式の下水道もあるようです)の管轄で、ややお役所仕事な側面も過去にありましたがこちらも問題無く利用できています。料金も過去に住んだ都市と比べるとやや高い印象はありますが、許容誤差内かなと思います。また、支払い方法については、電気同様に銀行口座引き落とし、銀行・コンビニ支払い、クレジットカード支払いが可能です。ちなみに毎月の使用料金は上下水道合わせて2500円程度です。

以上のように、電気・上下水道については大都市と同程度の整備状況で、支払いにクレジットカードが使えるなど進んでいる印象ですが、都市ガスの普及は他都市と比較して遅れています。料金は一人暮らしの場合、調子に乗って使いすぎない限りは電気ガス水道合わせて10000円/月程度で済むかと思います。

また、長崎市に引越しされる場合で気になる方は、都市ガスの住宅を選ぶこと、下水道が汲み取り式の住宅を選ばないことを覚えておいてください。

長崎空港への移動

今日は長崎市内から長崎空港への移動について書いてみようと思います。

長崎空港は県中央部の大村市にあり、大村湾の東側に位置しています。九州の地方空港にしては規模が大きく、複数の航空会社が乗り入れている空港です。

長崎市内から空港へ行くには大きく4つの手段がありますが、概ね以下の通りです。

 (1)高速バス(長崎県営バス長崎バスエアポートライナー
 (2)JR+路線バス
 (3)タクシー
 (4)船(安田産業汽船

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(1)高速バス(長崎県営バス長崎バスエアポートライナー
長崎駅ココウォークから直通便が出ており、本数も多いのでこれを利用するのが一番便利だと思います。料金は片道900円ですが、往復チケットを購入すれば片道800円で乗車可能です。往復チケットは長崎空港で購入しておくのが便利ですが、ココウォークやバスターミナル、車内でも購入可能です。また、長崎県営バス長崎バスでは往復チケットを相互利用でき、行きと帰りで違う会社のバスに乗車してもチケットはそのまま利用できます。

ちなみに、長崎バスは羽田京急きっぷというものを販売しています。これは、長崎市内から空港までのバスと、羽田空港から都内までの京急線の切符がセットになったもので、品川までだと800円安く乗車できるみたいです。私はこの切符をまだ利用したことはありませんが、一度利用してみたいと思います。

→ 羽田京急きっぷ

バスを利用する場合の注意点ですが、朝夕の時間帯は市内交通混雑によって30~1時間ほど到着が遅れる場合があるため、時間に余裕をもってバスに乗ることをお勧めします。また、朝の時間帯は駅前から長崎市内の高校に通う女学生が沢山乗っていることがあり、バスが非常に混雑していることがあります。空港行き高速バスやエアポートライナーと名乗る以上、長崎市内のバス停は乗車専用とするなど、空港への移動客のことを第一に考えた運行をバス会社にはお願いしたいです。

(2)JR+路線バス
JRで長崎駅から大村駅まで移動し、大村駅からは路線バスを使う方法です。大村駅からのバスの接続が悪い、お金がかかる、時間もかかるのでお勧めしませんが、高速道路が通行止めになった時には使えるかもしれません。

(3)タクシー
最も楽な手段ですが、当然お金がかかります。市内からだと10000円ほどかかるようですが、4人でなおかつ大荷物の場合には利用を検討してみるのも良いかもしれません。

(4)船(安田産業汽船
長崎市ではありませんが、西彼杵郡時津町という場所から船で空港へ向かうことが可能です。乗り場は大村湾の南端に位置しており、往復2400円(片道1400円)で乗船可能です。長崎市北部を観光したあと市内まで戻るのが面倒といった場合には便利だと思いますし、旅の終わりを船で締めくくってみるのも良いかもしれません。

→ 安田産業汽船

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空港への移動手段は概ね以上のような感じです。私は(1)と(2)の手段は利用したことがありますが、(4)についてもいつか利用してみたいと思います((3)は緊急時以外は使わないだろうなぁと思います)。

株式会社リンガーハット

株式会社リンガーハットと聞くと何を思い浮かべるでしょうか?

恐らくちゃんぽんのチェーン店を思い浮かべる方が多いと思いますが、株式会社リンガーハットはちゃんぽんでおなじみのリンガーハットだけでなく、とんかつの浜勝も運営する外食産業の会社(※1)です。

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(浜勝のバラエティかつ定食)

リンガーハットも浜勝も日本各地に出店しているため、一度は訪れたことがある方も多いのではないでしょうか。長崎市内にもいくつか店舗があり、特にリンガーハットは沢山の野菜を食べることができるため独身一人暮らしの強い味方です。

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リンガーハットの野菜たっぷりちゃんぽん)

ところで、株式会社リンガーハットの本社は現在東京にあるようですが、リンガーハットも浜勝も長崎から始まったことをご存知でしょうか?

詳しいことは株式会社リンガーハットのHPの沿革に書かれているため省略しますが、両チェーンの第一号店はいずれも長崎市内にあります。リンガーハット長崎市宿町、浜勝は長崎市鍛冶屋町にそれぞれ立地しており、リンガーハット第一号店はあまり他店舗と変わらない雰囲気ですが、浜勝本店は荘厳な店構えとなっています。

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リンガーハット第一号店、長崎宿町店)

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(浜勝第一号店、本店)

第一号店といってもメニューや味が違うわけではありませんが(※2)、お店の歴史を思い浮かべながらちゃんぽん・とんかつを食べてみるのも良いと思います。機会があれば是非訪れてみてください。

※1 リンガーハット、とんかつの浜勝以外に長崎卓袱料理の浜勝というお店も運営しています。これは長崎市に一店舗のみあります。
※2 リンガーハットの都市伝説(?)で、長崎の店舗とその他の店舗では味が違うという話を聞きますが、私が過去に訪れた店舗は長崎でも東京でも福岡でも味に違いはありませんでした。

長崎市の路線バス

今日は長崎市内を走る路線バスについて書いてみようと思います。

路線バスは長崎県営バス長崎バスという二つの会社が運行しています。

f:id:nagasakimin:20160630195215j:plain長崎県営バス

f:id:nagasakimin:20160630195216j:plain長崎バス

長崎県営バス長崎県が運行している会社、長崎バスは民間の会社で、長崎市内の隅々までバスを運行しています。本数の少ない路線もありますが、大概の場所にはバス一本で行くことができるようになっているため、路面電車と並んで長崎市内の重要な交通機関です。ちなみに以前路面電車のところでも書きましたが、路線バスでも長崎スマートカードが利用可能です(Suica等は不可)。

ところで、路線バスというと「乗ったバスが目的地へちゃんと行くんだろうか?」という不安を感じることはないでしょうか?

私が過去に住んでいた場所は幸いにも鉄道網が発達していたため路線バスのお世話になることは少なかったですが、長崎市に移住してからどうしてもバスを利用せざる負えないことが増えました。もちろん事前に乗る路線やバス停は調べますが、Yahoo地図等でバス停があるのは分かってもバス停の名前が分からない、長崎県営バス長崎バスのどちらが運行しているのか分からない、調べた時間にバスが来なくて焦る等々、いつも不安を感じながらバスを利用しています。実際に住んでいる私が戸惑っているので、観光や出張などたまにしか訪れない人にはなおさら利用しにくいと思います。

しかし、そんな方にでもおすすめしたいバスの利用方法が一つあります。

それは、長崎駅へ移動する時に使うという方法です。長崎県営バス長崎バスも路線図をHPにて公開していますが、良く見るとほぼすべての路線が長崎駅前を通過していることが分かります。

路面電車を使ったらいいのでは?」という声が聞こえてきそうですが、路面電車は日中混雑していることが多く、大きな荷物を持っている場合などは非常に利用しにくいです。一方、国道206号(路面電車の通っている国道)沿いのバス停であればかなり短い間隔でバスが来るため、空いているバスの取捨選択を簡単に行うことができます。

料金は路面電車よりも若干運賃は高いですが、観光終りに荷物を持って長崎駅へ移動するような場合には是非利用してみてください。

※平日の通勤時間帯に市内中心部へ向かうバスは非常に混雑するためご注意ください。 ※バスの写真は長崎県営バス長崎バスのHPよりお借りしました。

長崎市の賃貸不動産事情

長崎市は全体的に谷のような地形となっており、ちょうど浦上川の周りに平地が広がり、浦上川からある程度離れると急な坂が待っています。

当然平地の場所ほど賃貸の家賃は高くなっており、平地の場所が少ない分、九州では福岡の次に家賃が高い街と言われています。私は現在平地と坂の中間あたりにアパートを借りて住んでいますが、ワンルームで5万円/月ほど支払っています。もちろん、過去に住んだ大阪や横浜よりは安いですが、都市の規模に対する割高感は否めません。

ちなみに私が家を借りる際には市内にあるF不動産を利用しました。街中でよく青い看板を見かけますが、今は良い印象を持っていません。入居時にお世話になった社員さんは良かったんですが、後任が最悪な人間で入居後の対応があまりに酷く、部屋の設備が壊れたときの対応が異常に遅かったり、使ってもいないものの請求書を送ってきたりと非常に杜撰でした。できれば引越ししたいところですが、引越すにも色々費用がかかるため現在は断念しています。恐らくF不動産の社員にもその点で足元を見られているんだと思います。

もし長崎市で家を借りるなら、就職の場合は会社の名前で家を借りてもらう(難しい場合は不動産会社を紹介してもらう)、進学の場合は学校生協のあっせんする賃貸アパートを選ぶことをお勧めします。また、極力平地で浜町や大型商業施設(夢彩都ココウォーク、チトセピアなど)、コンビニ、24時間窓口の開いている郵便局(一人暮らしだととても大事)の近くが便利だと思いますが、路面電車の通っている場所ならあえて郊外を選ぶのも有りだと思います。

住居は一度決めたら帰ることが難しいので、慎重に選ぶことをお勧めします。

長崎から他県へ行くには

今日は長崎市から他県へ移動する場合の交通手段について書いてみます。

 

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(福岡行きJR九州特急かもめ)

 

以下の交通手段を利用すれば乗り継ぎ無しに移動が可能です。

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東京・沖縄:飛行機

大阪・名古屋・兵庫:飛行機、夜行高速バス

京都:夜行高速バス、(飛行機+JR普通列車)

熊本・大分・鹿児島・宮崎:昼行高速バス

佐賀:JR普通列車、特急列車

福岡:JR特急列車、昼行高速バス

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(東京羽田行きソラシドエア)

 

飛行機や高速バス、特急列車を利用すれば移動が容易な場所は意外と多く、九州各地の都市へ移動できる高速バスは私も出張の際に良く利用しています。残念ながら上記以外の県については、東京・大阪・名古屋・福岡からの乗り継ぎが必要となりますが、長崎市内に住んでいれば県外へ出る際の手間は思った以上に小さいと思います。


しかし、唯一近いようで遠いのが佐賀県


高速バスは通っておらず、JR普通列車だと時間がかかり、特急列車だと割高感がある・・・。利用する人が少ないためだと思いますが、何本かに1本程度で良いので、福岡行きの高速バスが佐賀市内を経由してくれたら有難いです。

 

 

長崎の四季

最近、長崎では梅雨前線の影響で大雨が続いています。昼はさほど酷い雨は降っていませんが、夜になると雷雨となっているため停電におびえる毎日です。


さて、今日は長崎市の四季について少し書いてみようと思います。


(1)春(3~5月)
3月頃から寒さも和らいでくることが多く、4月初旬には桜が満開となり、梅雨入り前までは本当に気持ちの良い日が続きます。今年は5月の時点で最高気温が25度を超える日もありましたが、観光にはこの季節、特に4月がおすすめです。

 

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 (長崎市内の某公園にて)

 

(2)夏(6~8月)
6月頃に梅雨入りすると、気温の高さもあって非常に不快な日が続きます。また、梅雨明け後は本格的に気温が上昇し、気持ち悪くなるほどの暑さを感じる日もあるため、出歩くには最も過酷な季節となります。九州の夏と言えば台風ですが、多くの台風が宮崎・四国方面の経路をたどることが多いため、長崎では台風の影響は想像以上に少ないかなと思います(むしろ、強い風が吹くため、台風が来ると涼しく感じられるほどです)。


(3)秋(9~11月)
9月は残暑が厳しいことが多いですが、10月に入ると最高気温も25度程度に落ち着き、過ごしやすい日々が続きます。11月に入るとさすがに気温が大きく低下して冬の到来を感じることもありますが、春同様に観光にはおすすめの季節です。


(4)冬(12~2月)
12月に入ると、九州と言えども最高気温が10度を下回る日があり、風を冷たく感じる日が続きます。また、1月か2月には毎年1~2回大雪(といっても北海道や東北の方からすれば大した積雪ではないと思いますが)となり、坂の多い市内は交通機関が止まるなど大混乱となります。特に自家用車の場合はスタッドレスタイヤを装備している車が少なく、事故や積雪で立ち往生といったニュースを良く耳にします。

 

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 (2015年の大雪、平和公園にて)

 

以上のように、九州と言えども冬は寒く、夏は想像通り暑いです。住む場合はこの四季の変化と上手く付き合っていく必要がありますが、観光であれば4月か10月中旬~下旬が良いと思います。