カステラ以外のお土産

長崎のお土産と言えばカステラを想像する方が多いと思います.

しかし,基本的に個別包装ではないですしややコストもかかり,また毎回毎回カステラというのも・・・という方のために,これまでに自分が購入してみたものの中で美味しかったものを3つ挙げてみます.

(1)珈琲蘭倶度紗(コーヒーラングドシャ
コーヒー味のクッキーに薄くコーヒークリームが挟んであるお菓子です.コーヒーは鎖国時代だった江戸時代初期,オランダとの貿易の中で長崎・出島に伝えられ,長崎が日本のコーヒーの原点である(出典:e-nagasaki.com)ことから作られたもののようです.見た目に反してしっかりコーヒーの味がするクッキーで,甘いものが苦手な方にも良いかと思います.売っている場所は長崎空港の売店や空港内のセブンイレブンで,長崎市内では私は見たことがありません.10枚入りで756円です.

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(2)舶来果伝 枇杷かすた
スポンジケーキの中にカスタードクリームと枇杷(びわ)が入ったお菓子で,仙台の萩の月枇杷をイメージしていただければ分かりやすいかと思います.長崎県枇杷の一大産地で収穫量は日本一らしく,その長崎の枇杷を使っているそうです.結構甘いお菓子なので,子供のいる家庭へのお土産にちょうど良いかなと思います.製造は長崎県の株式会社 唐草という会社が行っており,あじさいの花びらをかたどったお菓子「おたくさ」も有名みたいです.売っている場所は長崎駅アミュプラザ1階,長崎空港などで,主要な土産物屋にはだいたい置いてあると思います.価格は1個172円です.

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(3)江山楼のちゃんぽん
長崎中華街の名店,江山楼のちゃんぽんです.麺,スープ,野菜以外の具がパックになっており,キャベツ等の野菜を購入すれば家庭で江山楼の味を楽しむことができます.あまりお菓子を食べない,年配の方へのお土産にちょうど良いかなと思います.売っている場所は長崎駅アミュプラザ1階で,江山楼の店舗でも多分購入できると思います.2人前で1400円です.なお,見た目に反して非常に重量があるのでご注意を.

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私が過去に購入して良かったものは以上3つです.今後も購入して良かったものについては紹介します.

※写真は各メーカーさんのHPよりお借りしました.

長崎新幹線の着地点はどこへ

最近全国ニュースでもたまに見る長崎新幹線

正しくは九州新幹線西九州(または長崎)ルートと呼ぶそうですが,福岡県の博多駅長崎県長崎駅を結ぶ新幹線です.長崎県内でも一部の区間で工事が始まっており高架橋の建設現場をたまに見かけることがありますが,肝心の列車(フリーゲージトレイン)の開発が遅れているらしく,国交省の方が走行試験の延期を伝えに来たというニュースを先日見た記憶があります.

私は鉄道の専門家ではありませんので詳しいことはよく分かりませんが,フリーゲージトレインは車輪の幅を自由に変えられる列車だそうで,新幹線のレール幅でも在来線のレール幅でも走行が可能らしいです.ただ,現状車軸の摩耗等の問題で開発が難航しており,実用化しても車両の製造費が高額であるなど中々上手くいかない事情があるようです.

そんな問題の多い列車の開発を進める背景には色々な利権が絡んでいるんだろうなぁと思いながらニュースを見ていますが,インターネット等で色々な人の意見を見ていると以下の方法があるのかなと思います.
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(1)現行の特急かもめの車両も走行ルートも変更しない
(2)現行の特急かもめの車両は変えないが,線路を複線化する
(3)現行の特急かもめを新幹線の予定ルート上で走行させる
(4)フリーゲージトレインを開発し,長崎~佐賀~福岡を乗り換え無しで移動できるようにする
(5)長崎~佐賀をフル規格新幹線,佐賀~福岡を在来線特急とする
(6)長崎~福岡を全線フル規格で整備する
(7)長崎~福岡を全線フル規格にして新大阪まで直行できるようにする
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(1)の案については,現在の状態から何も変えない案です.インターネットで色々なコメントを見ているとこれで問題無いという方が多いようですが,現行の特急かもめは在来線の線路を通っており,長崎県内の単線区間で度々列車行き違いの為の停車が発生しています.単線区間の存在は列車遅れの原因にもなるので,個人的には改善してほしいと考えています.

(2)の案は単線区間を複線化するもので,(1)案の列車行き違いのための停車がなくなるので良いと思いますが,有明海沿いに用地が確保できるのかという点,カーブが多いのでスピードが挙げられない点,また,費用の問題があると思います.

(3)は新幹線の予定ルート上に特急かもめを通す案です.この案は(1)案の列車行き違いの問題だけでなく走行速度の問題も解決できるので,最も良い案だと私は思っています.

(4)はフリーゲージトレインの開発を行い,長崎から福岡まで乗り換え無しに移動できるようにする案です.長崎県はこの案を採用するつもりのようですが,上で書いた通りフリーゲージトレインの開発の問題があります.結局開発が間に合わず,佐賀で乗り換えになるくらいならやめてほしい案です.

(5)も(4)と同じで佐賀で乗り換える案ですが,同じくやめてほしい案です.

(6)は長崎から福岡まで全線フル規格で整備する案です.フル規格整備について佐賀県が難色を示していると聞いていますが(佐賀県の立場からすれば当然のことだと思いますが),中途半端な乗り換えが発生するくらいならこちらの方が利用者としては有難いです.

(7)の案は博多駅から長崎駅まで全てフル規格で新幹線を整備し,新大阪まで直接行けるようにする案です.新大阪まで直接行けるとなれば航空機に頼っていた関西圏への移動が容易になり,佐賀県にとっても(6)案よりはメリットが有るかと思います.

以上長々と書きましたが,利用者の立場からすると,希望は
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(3)現行の特急かもめを新幹線の予定ルート上で走行させる
(2)現行の特急かもめの車両は変えないが,線路を複線化する
(7)長崎~福岡を全線フル規格にして新大阪まで直行できるようにする (1)現行の特急かもめの車両も走行ルートも変更しない
(6)長崎~福岡を全線フル規格で整備する
(4)フリーゲージトレインを開発し,長崎~佐賀~福岡を乗り換え無しで移動できるようにする
(5)長崎~佐賀をフル規格新幹線,佐賀~福岡を在来線特急とする
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の順です.

特急かもめが新幹線に変わると恐らく料金も上がると思うので,極力現行の特急かもめを利用する方式のほうが良いかなと思いますが,直接新大阪まで行けるようになれば,それはそれで捨てがたい話です.

関係者の方には利用者のことを第一に考えた整備計画を進めてほしいなと思います.

長崎でダイエット

長崎に来る前,私は非常に肥満体形でした.

以前は大阪,その前は東京に住んでいましたが大都市は大変誘惑が多いもので,名物カレーの食べ歩きをしたり,浅草ですき焼きを食べたり,中華料理屋でラーメン・チャーハン・餃子のセットを注文したり・・・.その割に運動など全くしておらず,学生時代と比べると体重は激増し,最大体重は約90kg(BMIだと30近い数値)だった記憶があります.

もちろん,漠然とこのままではいかんなぁ~と思っていましたが,長崎へ来てから最初の健康診断の際に先生から大変なお叱りを頂戴したことをきっかけにダイエットを決意しました.が,これまで何もしてこなかった自分がどうすればいいのか.自分の性格から,いきなりランニングをするなんて目標を設定しても長続きしませんし,だからと言ってジムに通うのもお金がかかる.

ということで,はじめの一ヵ月は一日に5kmを目標にウォーキングを始めました.幸い長崎市内は坂道が多く,平地を歩くよりも(多分)効果があり,始めて数日間は坂を登るのも一苦労で次の日は筋肉痛になった記憶があります.また,店が少ないので暴飲暴食する機会も減りました.

しかし続けるうちに坂にも慣れ,歩くだけでは物足りなくなってきたこと,また,体重も落ちなくなってきたことから,現在はウォーキングに加えて遊歩道でのランニングを行っています.私が良く走っているのはJR浦上駅とJR長崎駅の間の浦上川をはさんだ反対側にある遊歩道です.

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上の地図の赤線部分で,歩行者・自転車専用の遊歩道です.長さは1km弱で距離計算がしやすく,自動車がいないので安全.また,路面がアスファルトよりも少し柔らかく,私と同様にランニングやウォーキングする方も多いため運動にはぴったりの遊歩道です(たまに変なロシア人が騒いでいることがありますが).現在は雨の日以外毎日,ここの遊歩道を3往復(計6km弱)走るようにしており,長崎へ来る前は考えられない距離を走ることができるようになりました.

そのおかげか,90kgあった体重は現在70kg程度まで落ち,約-20kgのダイエットに成功しています.BMIですと標準値は22らしいので,あと5kgほど落としたいと考えていますが,その日も近いのではないかと考えています.

私が行っているのは運動の中でも軽い方だと思いますが,一度始めてみると意外と続くものです.スタートするまでが大変ですが,最近健康が気になる方は運動など始めてみてはいかがでしょうか.

広報ながさき

長崎市に住み,なおかつ自治会に入っていると(だったかな?),一か月に一度「広報ながさき」という小冊子が配布されます.

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長崎市の発行する情報誌で,中身は市政や役所での手続き,イベント等の紹介が多く,全ページにわたってすぐに役立つ情報が書いてあるわけではありませんが,たまに興味深い情報が載っていることもあります.このため,私は一応全ページに目を通すようにしています.

先日配布された2016年11月号ですと,クルーズ客船寄港予定,大村湾横断浮橋架橋の計画が興味があった内容で,グラバー園の無料入場券(市民のみ)も付いていました.特にクルーズ客船寄港予定は毎号発行される月の寄港予定が書かれており,長崎市民だけでなく観光で訪れる方にも良い情報だと思います.

地元の自治体が同様な冊子を配布している例は多いと思いますが,私の周りでは読まずに捨ててしまう人が多いようです.何か良い情報が書かれているかもしれませんので,一度目を通してみてはいかがでしょうか.

※広報ながさきはバックナンバーも含めてインターネットで公開されています http://www.city.nagasaki.lg.jp/syokai/770000/771000/index.html

悪名高きJR浦上駅

現在,長崎では新幹線の開業へ向けて高架橋や駅,駅周辺の開発が行われています.

JR長崎駅の隣の駅であるJR浦上駅でも工事が行われており,現在は暫定供用のような形で駅の運営が行われていますが,あまりにもバリアフリーを無視した駅としてニュース等で注目を集めています.

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上の図はYahoo地図から持ってきた浦上駅周辺の地図です.路面電車浦上駅前電停側に改札があり,元々は福岡方面のホームは高架橋を渡った改札の反対側にありました.それが現在は線路と線路の間にホームが設置されており(青色部分),改札口から高架橋を渡ってホームへ移動する必要があります(黒矢印).

また,これまでは路面電車の電停から高架歩道橋を渡って浦上駅の西側へアクセスできましたが,現在は高架歩道橋が×印の位置で撤去されており,階段のある地下通路を通らなければなりません(赤矢印).

以上のように,現在の浦上駅は全くバリアフリーが考えられておらず,暫定供用となる前よりも明らかに階段の数は増えています.

階段の昇り降りが大変な方,または荷物の多い方は一度長崎駅まで行ってから,バス等利用されるほうが良いかもしれません.

情報誌Anai

情報誌Anai.

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エース出版長崎というところが発行している無料の情報誌です.長崎空港から市内へ向かうバスや高速バスの車内の座席ポケットで見かけることが多く,長崎へ観光やビジネスで訪れたことがある方は一度くらい目にしたことがあるかと思います.

内容は主に長崎市の観光やグルメ,ホテル,お土産に関する情報が書かれており,特にグルメに関しては長崎に住んでいても良く知らない和食のお店の紹介が充実しているかなと思います.長崎グルメといえば中華街を思い浮かべる方が多いかもしれませんが,海産物も大変おいしいものが多く,お店選びの際の参考になるかなと思います.他には中心部のみですが観光マップ(※)が付いていたり,また,雑誌の中にクーポンが付いており,一部のお店では割引を受けることが出来たり,料理のサービスを受けたりすることができます.

以上のように,無料の情報誌としては中々充実した内容のものであり,また,ページも比較的少なくかさばらないので,長崎観光が初めての方にはおすすめできる情報誌だと私は思います.

バスの車内で見かけたら,手に取ってみてはいかがでしょうか.

※たまに地図のページだけ破っていく中年の旅行者を見かけますが,そういうことはやめましょう. ※旅ムックという雑誌もバス車内で見かけますが,こちらも参考になると思います.

長崎浜屋

長崎市中心街の浜町(はまのまち)アーケードには,長崎浜屋という百貨店があります.大都市のそれとは規模は違えど,有名ブランドのお店やお高めの食品を扱っている長崎市を代表する百貨店で,アーケードに行くと大きな浜屋という文字と重厚な入口が出迎えてくれます.

まあ,私は貧乏独身男なので基本的に百貨店のお世話になることはほとんどありませんが,たまにいろいろな地域の物産展が開催されていることがあり,その時には訪れることがあります.よくやっているものですと,北海道物産展が最も多く半年に一回程度,あとは京都や沖縄などが一年に一回程度で,たまに五島の名産品を扱う物産展なども開催されています.

物産展は8階のフロアで行われていることが多いですが,その他の階はよくある百貨店と同じような感じです.国内の観光客がわざわざ訪れるような場所では無く,むしろ日本人向けというよりもクルーズ客船(長崎には海外のクルーズ客船が良く来ますが,これについてはそのうち書いてみようと思います)で来る外国人,特に中国人をメインターゲットとしているように感じます.

ちなみに,長崎浜屋はホームページを開設していますが,あまり詳しい情報が書かれておらず,大手5社の百貨店や玉屋(佐世保の百貨店)と比べるとかなりひどいレベルです.具体的には,Recommended news(おすすめ情報)に書かれているページがリンク切れ,フロアガイドはあるけれど字が小さく拡大できない,各お店の情報(取扱いブランド等)が書かれていないなどで,誰が見ることを想定して作ったのか疑問に感じます.

主な客層をお年寄りと外国人に設定しているため,ホームページを見るような世代は客とは見なしていないのかもしれませんが,それならせめて外国語のホームページくらい開設すべきではないでしょうか.

迷走する高飛車な地方の百貨店,そんな言葉が似合うお店だと私は感じています.