長崎の離島へ行くには(その1:五島列島)
長崎県の離島と言えば五島列島,壱岐,対馬の3つを思い浮かべる方が多いと思いますが,今回は離島への移動手段について離島ごとに書いてみようと思います.
はじめに五島列島ですが,列島とあるように大きく5つの島から構成されています.
上から中通島(青),若松島(紫),奈留島(緑),久賀島(赤),福江島(黒)で,南にある福江島と北の中通島が比較的栄えています.中通島と若松島は橋で繋がっているので行き来することができますが,その他の島同士は繋がっていないので船での行き来が必要です.
中通島へは佐世保市または長崎市から船(高速船かフェリー)で行くことができます.人のみであれば高速船を使えば佐世保市発でも長崎市発でもおよそ1時間半でアクセス可能ですが,自動車やオートバイと一緒に渡る場合はフェリーを使う必要があります.フェリーの場合の乗船時間は佐世保市発でも長崎市発でもおよそ2時間半ですが,長崎市発の航路は福江島経由のものもあり,その場合は4時間ほどかかります.なお,島の北東部に上五島空港がありますが,現在は閉鎖されているため飛行機でアクセスすることはできません.
福江島へは長崎市から船(ジェットフォイルかフェリー)を使うか,長崎空港・福岡空港から飛行機を使うことでアクセスできます.乗船時間はジェットフォイルの場合は1時間半ほど,フェリーの場合は2時間ほどです.飛行機の場合はオリエンタルエアブリッジという会社の航空機を利用することになりますが,ANAとのコードシェア便もあるので東京・大阪から訪れる場合は航空機が便利かなと思います(離島割引もあるようです).
残りの2島,奈留島と久賀島は福江島から船でアクセスすることになります.上に挙げた3島と比べるとどうしても訪れにくい島になるかと思います.
以上が大まかな移動手段です.福江島以外はどうしても船を使う必要があるため訪れにくい印象がありますが,イカなどの海産物,きれいな海水浴場,教会群などで注目が集まっているようです.