長崎浜屋

長崎市中心街の浜町(はまのまち)アーケードには,長崎浜屋という百貨店があります.大都市のそれとは規模は違えど,有名ブランドのお店やお高めの食品を扱っている長崎市を代表する百貨店で,アーケードに行くと大きな浜屋という文字と重厚な入口が出迎えてくれます.

まあ,私は貧乏独身男なので基本的に百貨店のお世話になることはほとんどありませんが,たまにいろいろな地域の物産展が開催されていることがあり,その時には訪れることがあります.よくやっているものですと,北海道物産展が最も多く半年に一回程度,あとは京都や沖縄などが一年に一回程度で,たまに五島の名産品を扱う物産展なども開催されています.

物産展は8階のフロアで行われていることが多いですが,その他の階はよくある百貨店と同じような感じです.国内の観光客がわざわざ訪れるような場所では無く,むしろ日本人向けというよりもクルーズ客船(長崎には海外のクルーズ客船が良く来ますが,これについてはそのうち書いてみようと思います)で来る外国人,特に中国人をメインターゲットとしているように感じます.

ちなみに,長崎浜屋はホームページを開設していますが,あまり詳しい情報が書かれておらず,大手5社の百貨店や玉屋(佐世保の百貨店)と比べるとかなりひどいレベルです.具体的には,Recommended news(おすすめ情報)に書かれているページがリンク切れ,フロアガイドはあるけれど字が小さく拡大できない,各お店の情報(取扱いブランド等)が書かれていないなどで,誰が見ることを想定して作ったのか疑問に感じます.

主な客層をお年寄りと外国人に設定しているため,ホームページを見るような世代は客とは見なしていないのかもしれませんが,それならせめて外国語のホームページくらい開設すべきではないでしょうか.

迷走する高飛車な地方の百貨店,そんな言葉が似合うお店だと私は感じています.